神戸の歴史を繋ぎ再生するオリーブのプロジェクト

“神戸阿利襪園” から“神戸オリーブ園” へ
明治から令和に神戸の歴史を繋ぐ

わたしたちは
●神戸オリーブ園の再興
●市民と一体となった農業
●オリーブを核とする神戸ブランドの創出
●オリーブを生活に取り入れたライフスタイルの提案
等の活動を行っています

神戸オリーブ園の再興

明治期に神戸市街地に存在した‘神戸オリーブ園’は、明治41年に完全に幕を下ろしました。
それからおよそ100年の間、市民からその存在を忘れられました。
今世紀になって研究者により園の詳細が解明され、それを機に神戸のいたるところで様々なオリーブの活動が生まれました。
それらの市民活動の拡がりの延長線上に、押部谷の果樹生産者が2018年に200本のオリーブを植樹し、2021年にもさらに200本のオリーブを植えます。
私たちは国内におけるオリーブ発祥の地と言う史実に恥じないように神戸オリーブ園の再興を推進します。

市民と一体となった農業

現在の日本の農業は高齢化や後継者不足の問題、耕作放棄地や遊休地の拡大等の諸問題をかかえています。
また一般市民の間では、食文化への興味の高まりとともに、新鮮で安全・安心な農産物の確保のほか、世界的な食糧不足の中での食糧問題に伴い農業の大切さが再認識されてきました。そして澄んだ空気のなかで土に触れ、食べる物の生産に関ってみたいという新たな意欲も高まっています。
わたしたちは、オリーブを通して消費者と生産者の架け橋になりたいと思っています。
そして両者のかかえる問題を解決し、希望を叶えるお手伝いがしたいと思っています。

オリーブを核とする神戸ブランドの創出

明治15年神戸で、日本で初めてオリーブオイルが搾られ、オリーブの塩漬けが作られました。
これが、神戸が日本におけるオリーブの発祥地と言われる所以です。
神戸で最初の“神戸ブランド”が“オリーブオイル”と言えるかもしれませんね。
21世紀に蘇った神戸オリーブ園では、海外や小豆島等国内のオリーブ生産における先輩を見習いつつ、神戸のイメージをエッセンスに加え、これから様々なオリーブの商品を生み出していきます。

オリーブを取り入れたライフスタイルの提案

加熱せずに作られるオリーブオイルは、実から搾られ、フレッシュジュースに例えられる健康食品だと言うことはご存じですね。
さらにオリーブは、実だけでなく葉、枝、ポマス(搾りかす)に至るまで、すべての部位が利用できるとても有用な果樹なんです。
私たちはオリーブを利用し、食だけでなく衣や住においても研究を重ね、さまざまな提案を行ってまいります。
そして人々の生活を豊かにする健康的でスタイリッシュなオリーブのライフスタイルを、神戸から発信していきたいと思っています。

2018年3月3日オリーブ植樹式(押部谷)
2018年3月3日オリーブ植樹式(押部谷)
2019年11月10日オリーブ祭り
(押部谷)
2019年11月10日オリーブまつり(押部谷)
2021年3月6日オリーブ植樹式(第2回)
2021年3月6日オリーブ植樹式(第2回)
神戸オリーブの商品
神戸オリーブの商品

ごあいさつ

右から 松下勇人氏 松下績氏 藤本偉良氏
右から 松下勇人氏 松下績氏 藤本偉良氏

 神戸は、日本で最初にオリーブ園が造られオリーブオイルが搾油されたオリーブ発祥の地です。しかし、栽培実績を残した園は歴史の舞台から消えました。
 神戸でのオリーブ栽培を復活させるため、私たちは2018年からこれまでに400本のオリーブの植樹をおこないました。
 2021年には、このオリーブから採れたオリーブオイルが国際コンクールで銀賞を受賞するなど、品質の高さも評価され、2022年からオリーブの新漬けとオリーブオイルの販売も行っています。
 健康志向の高まりもあり、オリーブの需要が増加するなか、「オリーブ栽培」を拡大し、「押部谷果樹団地の活性化」と「新たな神戸ブランドの創出」に繋げていきたいと考えています。
 また、私たちは市民と一体になったオリーブ栽培を目指しており、オリーブメイトというボランティアのみなさんと、園地で共に汗をかいています。オリーブがお好きで自然との触れ合いにご興味のある方は、ぜひこちらのHPからお問い合わせください。

神戸オリーブ園
代表 松下勇人